← OASIS 1996.8.10 – 8.11 / 30周年
Knebworth Park, England

KNEBWORTH 1996

2日間で、25万人。

1996年8月10日と11日、Oasis はイングランドの Knebworth Park に1夜125,000人を集めました。 両日のセットリスト全21曲、出演順、そして公式映像を、日本語でまとめています。

The Story / 何が起きたか

1996年8月、ひとつのバンドが国を止めた。

1995年10月に発表された2作目『(What's the Story) Morning Glory?』が国民的なヒットとなったあと、 Oasis が選んだ次の一手が、ロンドン北方の広大な私有地 Knebworth Park(ハートフォードシャー州、スティーブネージ近郊)での2日連続公演でした。

チケットが発売されたのは1996年5月11日。1枚 £22.50 という、 いまの水準からは考えられない価格でした。発売から24時間と経たずに完売し、 申し込みの総数は 250万人を超えたと報じられています。 当時の英国の人口に対して、およそ4%にあたる規模でした。

Knebworth はもともと Led Zeppelin や Queen が伝説的な公演を行ってきた場所です。 そこに集まった1夜125,000人・2日で計25万人という数字は、 当時のイギリスにおける単独アーティストの野外公演として最大規模でした。 この記録は2003年、同じ会場で3夜を行った Robbie Williams によって更新されます。

Why this page exists
このサイトの名前「acquiesce」は、Oasis の楽曲名からとっています。 そして Knebworth の両日、3曲目に演奏されたのが「Acquiesce」でした。 25万人の前で最初に鳴らされた曲のひとつが、この名前の出どころです。

By the Numbers / 数字で見る

数字で見る、あの2日間。

報道や公式資料で繰り返し語られてきた数字を並べます。申込者数のように、 資料によって幅のあるものは併記しました。

125,000
1夜あたりの動員
8月10日(土)・11日(日)とも同規模。2日間の合計で25万人。
2,500,000人超
チケット申込
当時の英国人口の約4%にあたるとされます。260万人とする資料もあります。
£22.50
チケット価格
1996年5月11日発売。24時間以内に完売しました。
21
1公演のセットリスト
本編19曲+アンコール2曲。両日とも曲順まで同一でした。
Note
動員数・申込者数はいずれも当時の主催者発表と報道に基づく数字で、 公的に検証された統計ではありません。特に申込者数は「250万人」「260万人」、 人口比も「約4%」「約5%」と資料によって差があります。本ページでは、 より多くの資料で一致している値を先に、異説を併記する形で記載しています。

Setlist / セットリスト

両日とも、同じ21曲だった。

8月10日と11日のセットリストは、曲順まで完全に同一です。 違いは曲の終わりに挟み込まれた引用と、ステージ上での言及だけでした。 以下は両日に共通する構成で、日ごとの差分は各曲の下に注記しています。

  1. The Swamp Song開演前にテープで流された導入。バンドの演奏ではありません。
  2. Columbia
  3. Acquiesceこのサイトの名前の由来にあたる曲。
  4. Supersonic
  5. Hello
  6. Some Might Say
  7. Roll With It
  8. Slide Away
  9. Morning Glory
  10. Round Are Way8月10日は終わりに「Up in the Sky」を引用。
  11. Cigarettes & Alcohol
  12. Whatever終わりの引用が日によって異なり、8月10日は「All the Young Dudes」、8月11日は「Octopus's Garden」。
  13. Cast No Shadow8月10日は The Verve のリチャード・アシュクロフトに捧げられました。
  14. Wonderwall
  15. The Masterplan
  16. Don't Look Back in Anger
  17. My Big Mouth
  18. It's Gettin' Better (Man!!)当時は未発表曲。1997年の『Be Here Now』に収録されます。
  19. Live Forever

Encore / アンコール

  1. Champagne SupernovaThe Stone Roses のジョン・スクワイアがゲスト参加。
  2. I Am the WalrusThe Beatles のカバー。こちらもジョン・スクワイアが参加しました。
読みどころ
18曲目の「It's Gettin' Better (Man!!)」は、この時点では誰も聴いたことのない新曲でした。 25万人の前で未発表曲を演奏し、そのまま「Live Forever」へ雪崩れ込む—— この2日間のバンドの立ち位置が、そのまま曲順に表れています。

Line-up / 出演順

2日間の、タイムテーブル。

前座に並んだ名前を見ると、この2日間が「Oasis の単独公演」ではなく 90年代英国音楽の総覧だったことがわかります。 2日で顔ぶれはほぼ入れ替わり、両日に出演したのは Manic Street Preachers だけでした。

1996年8月10日(土)

  1. 14:00The Bootleg Beatles
  2. 15:00The Chemical Brothers
  3. 16:15Ocean Colour Scene
  4. 17:30Manic Street Preachers
  5. 19:00The Prodigy
  6. 20:45Oasis

1996年8月11日(日)

  1. 14:00Kula Shaker
  2. 15:00Dreadzone
  3. 16:15Cast
  4. 17:30The Charlatans
  5. 19:00Manic Street Preachers
  6. 20:30Oasis
Note
開演時刻は公表されたスケジュールに基づくもので、当日の実際の進行とは前後する場合があります。

Watch / 公式映像

公式映像で観る、Knebworth。

公式チャンネル(Oasis / OasisVEVO)で公開されている Knebworth の映像です。 サムネイルをクリックしたときに初めて YouTube を読み込みます。

Acquiesce

1996.8.10 / このサイトの名前の由来

Wonderwall

1996.8.10

Some Might Say

1996.8.11

The Masterplan

1996.8.11

Live Forever

Knebworth ・ 1996

My Big Mouth

Knebworth ・ 1996

Champagne Supernova

アンコール / ジョン・スクワイア参加

I Am The Walrus

1996.8.11 / 最後の1曲

Afterwards / その後

25年後、あの2日間は映像になった。

Knebworth の記録が正式に作品化されたのは、公演から四半世紀が経ってからでした。 2021年9月23日、ジェイク・スコット監督のドキュメンタリー映画 『Oasis Knebworth 1996』が公開され、 公開翌週には英国におけるその年のドキュメンタリー興行収入で首位に立ちます。

続いて2021年11月19日には、両日の音源をまとめたライブ・アルバム 『Knebworth 1996』がリリースされ、全英アルバムチャートで4位を記録しました。

そして2025年、バンドは16年ぶりに再結成し、7月4日のカーディフから11月23日まで全41公演を回りました。 Knebworth に集まった25万人のうち何人が、29年後のスタジアムに戻ってきたのか—— その答えは誰も数えていません。

Sources / 出典

この記事の、確認元。

セットリストと出演順は下記の記録を照合して作成しました。動員数・申込者数は当時の報道に基づく値で、 資料により差がある点は本文に明記しています。誤りを見つけられた場合は お問い合わせからご指摘ください。

最終更新:2026年8月8日